
■ドライマウスとは?
ドライマウス(口腔乾燥症)は様々な病気の一症状としてもあらわれ、虫歯、歯周病、口臭、摂食嚥下障害の原因となります。
日本では約800万人のドライアイ(乾燥性角結膜炎)患者さんの多くがドライマウス(口腔乾燥性)の症状を持つと言われており、更に欧米の疫学調査では人口の約25%が本症に罹患しているとの報告もあり、これを我が国に換算すると約3000万人の患者さんが存在すると思われます。
唾液の役割とドライマウス
唾液の役割には以下のような作用があります。
- 抗菌作用
- 洗浄作用
- 歯の保護作用
- 歯の再石灰化作用
- 消化作用
- 免疫作用
- 粘膜保護作用
- 粘膜修復作用
唾液の分泌量は、正常な成人で1日あたり1.5~2.0リットルとされています。
ドライマウスの方は唾液の分泌量が著しく減少し、さまざまな症状を発症してしまいます。
ドライマウスの原因
糖尿病・腎不全・シェーグレン症候群・放射線障害・脳血管障害・ストレス・筋力の低下・薬の副作用・老化など
ドライマウスの症状
- 口の乾きが3ヶ月以上毎日続いている。
- 口の中がいつもネバネバしている。
- クッキーなどパサパサした物が食べにくい。乾いた食品が飲み込みにくい。
- 一日中、口や喉が乾いている。その為に水をよく飲む。
- 口の中が乾いてしまい、会話がしにくい。話し声がかすれてしまう。
- 口臭がきついと言われる。
- 顎の下が繰り返し、あるいはいつも腫れている。
- 義歯を使用していると、すぐに落ちてしまう。歯ぐきに傷がつきやすい。
ドライマウスの検査項目
●口腔内診査
●唾液量検査
●涙液量検査
【シェーグレン症候群の疑いが認められた場合の追加検査】
●血液検査・病理組織検査
【多発性の虫歯が出来てしまっている場合の追加検査】
●カリエスリスクテスト
日常生活での注意点
- 口腔内の湿潤を心がけましょう。
(お茶や水などの水分を十分に補給してください)
- 部屋の湿度にも気をつけましょう。
(乾燥する時期には加湿器が効果的です)
- 口腔内を清潔に保ちましょう。
(食後のブラッシングを忘れずに行ってください)
- よく噛んで食事をしましょう。
(唾液の分泌促進、消化を助けます。)
- あめやガムを食べましょう。
(キシリトール入りがおすすめです)
- 軽い運動を心がけましょう。
(ストレスの発散にも効果的です)
- 酸味のある食品を摂りましょう。
(唾液の分泌が促進されます)
- 唾液腺のマッサージをしましょう。
(唾液の分泌が促進されます)
- 禁煙しましょう。
- 酒はほどほどに。